アイドルマスターシリーズ

天海春香

あまみ はるか

765プロダクションを象徴する、まっすぐで少しドジな正統派アイドル

特別な才能なんてなくても構わない。転んでもすぐに立ち上がって、また笑って歌い出す。その真っすぐな声が、いつの間にか誰かの背中を押している。

天海春香のフィギュア
天海春香のカバー画像

概要

天海春香は、バンダイナムコエンターテインメントのゲーム『THE IDOLM@STER』シリーズに登場する、765プロダクション所属のアイドル候補生。神奈川県出身でO型、声を担当するのは中村繪里子。素直で前向きな性格と歌うことへの純粋な情熱を武器に、特別な才能がなくとも努力でトップアイドルを目指す姿から、シリーズ全体の顔として長く親しまれている。

天海春香のリラックスカット

性格

素直で明るく前向きな性格の持ち主で、困難な状況でも決してあきらめず、沈みがちな仲間を真っ先に励ます面倒見の良さを持つ。反面、感情が高ぶると手がつけられなくなることもあり、いわゆる優等生一辺倒のキャラクターではない。

何もない場所でもよく転ぶ、少し天然でドジな一面があり、一昔前の「ドジっ娘」を思わせる人格として描かれる。頭に結んだ2つのリボンがトレードマークで、本人にとっても大切なアイデンティティの象徴になっている。

他のメンバーは基本的に呼び捨てにするが、年上には「さん」、如月千早や双海亜美・真美ら親しい相手には「ちゃん」を付けて呼ぶなど、相手との距離感を大事にする一面もうかがえる。亜美・真美からは「はるるん」、やよいや水瀬伊織からは「春香さん」と慕われる存在である。

天海春香のシリアスカット

能力

基本能力はどれも平均的にまとまっているが、ダンスがやや苦手という設定になっている。歌うことは幼い頃から大好きだが、「歌が飛び抜けてうまい」という明確な公式設定は無く、この匙加減の難しさに担当声優が頭を悩ませたと伝えられるほど、絶妙にバランスの取れたキャラクターである。

実益を兼ねた趣味としてお菓子作りを得意とし、洋菓子から和菓子まで自分でレシピを考えるほどの腕前を持つ一方、時々砂糖と塩を間違えるなど、詰めの甘さも愛嬌になっている。このほか身体が柔軟で180度開脚ができたり、泳ぎでは「犬かき」だけは妙に速いなど、随所に人間味のある特技が散りばめられている。

活躍

神奈川県の実家から765プロダクションへ、始発電車で2時間もかけて通い続けるほどの努力家で、トップアイドルを目指して地道にレッスンを重ねていく。

テレビアニメ版では、765プロの仲間たちの絆を誰よりも大切にする役回りが強調される。精神的なショックから歌えなくなってしまった如月千早のもとへ何度も足を運び、最後は765プロ全員での合唱によって彼女の歌声を取り戻すきっかけを作るなど、仲間を支える中心人物として描かれた。

劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』では、大規模なアリーナライブのリーダーに抜擢される。経験豊富な先輩アイドルと、思うように実力を発揮できない新人のバックダンサー候補生たちの間に立ち、両者をまとめ上げていく姿が描かれる。

エピソード

特別な突出した才能を持たない「普通の女の子」であることが、天海春香というキャラクターの根幹に据えられた設定である。この位置づけはシリーズの後継ブランドにも受け継がれ、『シンデレラガールズ』の島村卯月、『ミリオンライブ!』の春日未来、『SideM』の天ヶ瀬冬馬・天道輝、『シャイニーカラーズ』の櫻木真乃など、各作品でメインヒロイン格を担うキャラクターの源流として位置づけられている。

なお、2007年放送のアニメ『アイドルマスター XENOGLOSSIA』にも同じ名前のキャラクターが登場するが、ロボットのパイロットとして戦うという全く異なる人格・設定で描かれており、本項で扱うゲーム・テレビアニメ・劇場版などの天海春香とは別のキャラクターとして扱われている。

ネタバレ

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シリーズの原点である初代アーケード版のトゥルーエンドは、他のアイドルたちが迎える恋愛成就的な結末とは一線を画す内容になっている。プロデューサーとの間に特別な関係が結ばれるというより、春香自身が真のアイドルであり続けることに重きが置かれた締めくくりで、アイドルとプロデューサーの関係性のあり方を改めて問い直す要素として、シリーズ全体に影響を与えたとされる。