Fateシリーズ

バーゲスト

ばーげすと

騎士道に本能を封じた、悲しき妖犬の姫騎士

白銀の鎧の下で、愛おしさと飢えがいつも隣り合わせに眠っている。

バーゲストのフィギュア
バーゲストのカバー画像

概要

バーゲストは、『Fate/Grand Order』第2部6章「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」に登場するセイバークラスのサーヴァント。妖精国オックスフォードの『牙の氏族』出身で、真名は妖精騎士ガウェイン。凶兆を告げる妖犬「バーゲスト」の伝承を体現しながらも、騎士道を極めることで自らの本性と向き合おうとする存在である。

バーゲストのリラックスカット

性格

謹厳実直・質実剛健を絵に描いたような、誇り高い武人気質の持ち主。弱者には深い同情を寄せ、強者には最大限の礼を尽くすなど、騎士としての矜持を何より重んじる。一方で「弱肉強食」を信条として弱者を軽んじる側面も併せ持ち、単純な優しさだけでは語れない複雑さがある。

恋愛面では純情で奥手だが、恵まれた肉体を持つ相手には惚れやすいという意外な一面も見せる。人前では凛然と振る舞いながら、内側には妖犬としての本能との絶え間ない葛藤を抱えている。

バーゲストのシリアスカット

能力

本来は獣人型で生まれるはずの『牙の氏族』でありながら、呪いによって人間の姿で生を受けたため、幼少期は『黒犬の娘』として迫害された過去を持つ。妖精鍛冶師エクターが鍛えた白銀の鎧をまとい、剣技を極めることでその出自と向き合っている。

頭部にある『亜鈴触角』は、妖精としての凶暴な本能を封じ込める理性そのものであり、これが損なわれることは彼女にとって致命的な意味を持つ。宝具『捕食する日輪の角』は、この角=触角を自ら引き抜き、理性を手放して先祖返りを起こすことで発動する大技で、黒い炎をまとい膨れ上がった妖精体で妖精剣ガラティーンを叩き込む。

活躍

『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』では、女王モルガンの治めるブリテンを守る妖精騎士ガウェインとして、他の円卓の騎士たちとともに立ちはだかる。同じ妖精騎士でランスロットの座を担うメリュジーヌとは犬猿の仲であり、『強者は弱者を守護する責任がある』とするバーゲストの信条と、『最強こそが従われるべき』とするメリュジーヌの弱肉強食の思想は真っ向から対立している。

ネタバレ

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バーゲストは戦士としての力を持たない人間の青年アドニスに恋をし、サーヴァントとしてではなく一個人として彼を愛せたことに安堵していた。しかし『愛した者を食べてしまう』という妖犬の本能には抗えず、実際にはすでに自らの手でアドニスを失っていたことが、物語の終盤で明らかになる。その記憶は何者かによって書き換えられており、彼女自身は長らくその事実に気づいていなかった。

マンチェスターで同胞の妖精たちによる人間虐殺を目の当たりにしたことをきっかけに、封じられていた記憶——自らの手でアドニスを食べてしまった真実——を取り戻したバーゲストは、絶望のあまり理性の箍が外れ『獣の厄災』と化して暴走する。最終的にはマシュとの戦いの末に討たれ、彼女を突き動かしていた本能と理性の葛藤に一つの結末が下される。