スーパーマリオ

クッパ姫

くっぱひめ

スーパークラウンが生んだ、クッパの女体化ミーム

たった一枚の四コマから、キノコ王国の伝説が塗り替えられた。誰も描いていなかったはずの姫が、瞬く間に世界中のペンを走らせた。

クッパ姫のフィギュア
クッパ姫のカバー画像

概要

クッパ姫(Bowsette)は、『スーパーマリオ』シリーズの敵役クッパが、『Newスーパーマリオブラザーズ U デラックス』に登場するアイテムスーパークラウンを使って女性化したという設定のファンアート発祥のキャラクター。2018年にマレーシア在住の絵師haniwaの投稿をきっかけに世界的なミームとなったが、任天堂による公式設定ではない。

クッパ姫のリラックスカット

性格

公式のキャラクター設定は存在せず、性格描写は描き手によって大きく異なる。クッパ本来の好戦的で尊大な気性をそのまま受け継ぐ解釈もあれば、ピーチ姫的な優雅さや妖艶さを強調した解釈も多く見られる。

共通するのは、魔王としての凄みと女性的な魅力を併せ持つ、いわゆる「闇堕ち」的なキャラクター像である。

クッパ姫のシリアスカット

エピソード

2018年9月19日、『スーパーマリオ オデッセイ』のその後を描いたファン漫画として、マレーシア在住の絵師haniwa(Ayyk92)がTwitterに投稿した4コマがクッパ姫の初出である。当時発表されたばかりの『Newスーパーマリオブラザーズ U デラックス』で、キノピコがスーパークラウンというアイテムを使うとピーチ姫の姿に変身する仕様が明かされ、「他のキャラクターが使ったらどうなるか」という考察が海外の掲示板で盛り上がっていたことが投稿の背景にある。

漫画は瞬く間に拡散し、投稿から数日でハッシュタグの言及数は15万件を超えた。日本でも9月23日にはTwitterトレンド1位となり、投稿者本人のフォロワー数も数日で数万人規模に急増した。ピクシブには一週間で約1400件のイラストが投稿されるなど、二次創作の一大ブームを巻き起こした。

奇しくもブーム直後の9月28日に発売された『スーパーマリオ オデッセイ』の公式設定資料集には、赤毛に緑のドレスをまとった「クッパピーチ」という没デザインが掲載されていたことが判明し、話題をさらに呼んだ。任天堂はブームについて公式なコメントを控えており、キャラクターとしての公認はされていない。