概要
キャミィ・ホワイトは、カプコンの対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する女性キャラクター。かつて悪の組織シャドルーの首領ベガの親衛隊で、コードネーム「キラービー」の戦闘員だったが、記憶を失った状態で発見され、英国特殊部隊デルタレッドに保護された。俊敏な体術を武器に、自らの過去と向き合いながら戦い続けている。
性格
『ストリートファイターII』シリーズの頃は少女らしい幼さの残る口調で、気分屋な一面も見せていた。『ストリートファイターIV』以降は特殊部隊で鍛えられた分、口調はやや高圧的になり、相手が誰であろうと姿勢を崩さない芯の強さを示すようになる。
任務には忠実だが、仲間や解放した元同僚には礼儀正しく親身に接する情の厚さも併せ持つ。強い正義感の持ち主で、大のネコ好きとしても知られている。
能力
格闘スタイルは、デルタレッドで叩き込まれた実戦的な体術に、シャドルー時代に仕込まれたドールズアーツを組み合わせたもの。素早い身のこなしと的確な間合い管理で、非力さを補う軽量級のファイターとして知られる。
代表的な必殺技は、錐もみ回転しながら爪先で貫くように突進するスパイラルアロー(海外版や一部作品では、同じ技がキャノンドリルの名でも呼ばれる)。もう一つの主力技であるキャノンスパイクは下から蹴り上げる対空技で、繰り出した瞬間に無敵時間があり、命中後は後方へ跳ね返って間合いを取れるため反撃を受けにくい。ほかにもフーリガンコンビネーションなど、シャドルー仕込みの体術を随所に見せる。
活躍
英国情報部に保護されたキャミィは、志願してデルタレッドの訓練を受け、正式な隊員として復帰する。以後はリュウや春麗、ガイルたちと協力し、シャドルーの残党やその後継組織の追跡にあたることになる。
かつて共にベガ親衛隊を務めたドールズの解放にも力を注ぎ、記憶を失ったままの元同僚ユーニを保護して以後は頼れる相談相手となった。自分と瓜二つの存在であるディカープリとも対峙し、彼女から向けられる激しい憎悪を受け止めながら、自らの過去に向き合い続けている。
エピソード
キャミィは『スーパーストリートファイターII』で新たに追加された4人のうちの一人として初登場した。デザインを手がけたのは安田朗(あきまん)で、東洋的な春麗と対照的な、西洋的なキャラクターとして構想されている。
開発中の仮称は「サラ」だったが、セガ『バーチャファイター』のサラ・ブライアンと名前が重なるのを避けて「キャミィ」に改められた。作中設定では、記憶喪失の状態で保護された際に所持していたペンダントの刻印「CAMM 740106」から、デルタレッドのウルフマン大佐が彼女に「キャミィ」の名を与えたとされる。
衣装も作品ごとに変化しており、初期の緑のハイレグレオタードと赤いベレー帽から、『ストリートファイター6』ではボブカットにジャケット姿へと、大きく印象を変えている。
ネタバレ
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キャミィの正体は、ベガが自らの肉体の予備として、自身のDNAから作り出したクローンである。かつて洗脳下でベガ親衛隊の一員として「キラービー」の名で暗殺任務に従事していたが、シャドルー壊滅の際に記憶を失った状態でデルタレッドに保護された。
その後、骨折がわずか一週間で完治するなど常人離れした回復力を見せたことから、自分が普通の人間ではないと薄々気づき始める。ベガとの直接対決を経て、自分がシャドルーから送り込まれた過去を持つことを完全に受け入れ、それでもデルタレッドの一員としての「これから」を選び取っていく。