概要
イーブイは、ゲーム『ポケットモンスター』に登場するノーマルタイプのポケモン。分類はしんかポケモンで、全国図鑑番号は133番。茶色い体に大きな瞳と長い耳、首まわりのふさふさした毛をたくわえた小さな四足歩行の生き物で、条件しだいで8種類もの姿へ進化する点が最大の特徴として知られる。1996年の『赤・緑』が初登場。
性格
周囲の環境や育て方に敏感で、接し方ひとつでまったく違う姿へと育っていく、柔軟さそのものを体現した存在。まだ何者にも定まっていないぶん、寄り添うトレーナーとの関係がその後の道を左右するポケモンとして描かれる。
人によくなつき、そばに寄り添う愛嬌のある姿でも親しまれている。
能力
最大の武器は、ずば抜けて高い進化の可能性。イーブイは不規則で不安定な遺伝子を持ち、周囲の環境や進化の石が放つ放射線の影響で容易に突然変異を起こし、その場に合った姿へ変わっていくとされる。
この性質によって、水・電気・炎・エスパー・悪・草・氷・フェアリーと、実に8種類の進化先(通称ブイズ)へ枝分かれする。石を使うもの、なつき度や時間帯で決まるもの、特定の技を覚えて進むものと、進化のきっかけもさまざまで、どの姿を目指すかはトレーナーしだいとなる。
活躍
初登場の『赤・緑』からして、タマムシシティのマンションに1匹だけ置かれた貴重なポケモンで、原則ひとつの冒険で1匹しか手に入らない特別枠として扱われてきた。
2018年の『Let's Go! イーブイ』では、ピカチュウと並ぶ主人公の相棒に抜擢。この相棒イーブイは物語のあいだ進化せず、プレイヤーのそばに寄り添い続ける特別な個体として描かれた。アニメでも多くのトレーナーが手持ちにし、シゲルのイーブイはブラッキーへ、ハルカのイーブイはグレイシアへ、セレナのイーブイはニンフィアへと、それぞれ異なる姿へ育っていった。
エピソード
デザインを手がけたのはゲームフリークの藤原基史で、あえて特定の動物に寄せない『白紙のポケモン』として造形されたという。名前も英語の evolution(進化)の頭2文字『EV』からとられており、姿を変えていくというコンセプトが名前とデザインの両面に貫かれている。
登場当初は目立つ存在ではなかったが、進化先の多さと愛らしい見た目からじわじわと支持を広げ、いまではシリーズを代表する人気ポケモンの一体に数えられている。