概要
エレシュキガルは、TYPE-MOON制作のスマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。古代メソポタミア神話で冥界を司る女神で、遠坂凛の肉体を依代に現界した擬似サーヴァントとして、ランサークラスで召喚される。第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』が初登場で、豊穣の女神イシュタルと同じ神性から分かれた、表裏一体の存在とされる。
性格
「残念な美少女」と評される、寂しがりで不器用な女神。褒められることに慣れておらず、素直になれずについ強がってしまう。
生者を妬み、時に手厳しく当たる一方で、その本心は誰よりも人間への情に厚い。長く冥界に閉じこもってきた身でありながら、外の世界の光や賑わいに強く憧れるという矛盾を抱える。語尾に「〜のだわ」を付ける口調が特徴。
能力
冥界の女神としての権能は絶大で、「冥界にある限り、その法と律には神ですら逆らえない」とされる。神性そのものは高くないが、この理ゆえに地上の神々にとっては天敵となり、作中ではイシュタルやケツァル・コアトルを手玉に取り、小人ほどの大きさにまで縮めてしまったこともある。
赤い雷を纏った光の槍を操り、霊峰そのものを冥府へ引きずり込む宝具『霊峰踏抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)』をはじめとする冥界の力を振るう。
活躍
都市国家ウルクを脅かす脅威の渦中で、エレシュキガルは冥界に居を構える三女神同盟の一柱として物語に関わる。役割に忠実で生真面目に振る舞うが、その言動の端々には人間への複雑な想いがのぞく。
冥府の女主人として死者の国に君臨し、地上の営みを遠くから見つめる立場にありながら、召喚に応じれば主人公の傍らで戦うサーヴァントともなる、二つの顔を持つ女神である。
エピソード
『Fate/Grand Order』第七特異点で初めて登場した際はプレイヤーが操作できない登場人物で、のちに2017年12月のクリスマスイベント『冥界のメリークリスマス』でサーヴァントとして実装された。キャラクターデザインは森井しづきが手掛けている。
イシュタルと同じく遠坂凛の姿を借りて現界するが、凛の黒髪を残すイシュタルと違い、エレシュキガルはメソポタミアの神々本来の色とされる金髪で描かれ、赤い瞳とフード付きの黒衣で見分けられる。
ネタバレ
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藤丸たちの前にたびたび現れた「イシュタル」は、実はイシュタルになりすましたエレシュキガル自身だった。ウルクの英雄王ギルガメッシュを死に追いやった黒幕として冥界で対峙するが、それは役割に縛られた末の行動であり、その胸の内では人類の存続を願っていた。
激闘の末に藤丸たちと和解し、三女神同盟の契りから解き放たれると、以後は人類側へ力を貸す。孤独な冥界の女神は主人公藤丸立香に淡い恋心を寄せるようになり、千年におよぶ冥界の統治よりも彼に助けられたわずか一年のほうが長く感じた、と述懐するほどに、その存在を得難いものとして胸へ刻んだ。