ガールズバンドクライ

井芹仁菜

いせり にな

反抗心を歌に変えた、上京バンドの新人ボーカル

ずっと空気を読んで生きてきた。けれど、マイクを握った瞬間だけは、飲み込んできた本音を思いきり吐き出せる。仁菜にとって歌うことは、誰にも譲れない生きる術になった。

井芹仁菜のフィギュア
井芹仁菜のカバー画像

概要

井芹仁菜は、東映アニメーション制作のオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』の主人公。熊本県熊本市出身の17歳で、高校を中退して単身上京し、路上で出会ったミュージシャン河原木桃香の誘いでガールズバンド「トゲナシトゲアリ」のボーカルを務めるようになる。物静かな印象とは裏腹に、不器用なほどまっすぐな反抗心を抱えた少女。

井芹仁菜のリラックスカット

性格

公式には「やや引っ込み思案の普通の女の子」と紹介されるが、実際の仁菜は納得できないことに黙っていられない、直情的で頑固な性格の持ち主。相手が目上の人間であっても、間違っていると思えば臆さず言い返し、嘘や誤魔化しを何より嫌う。

一方で、根は素直で情に厚く、年相応に甘えん坊な一面もあわせ持つ。気が弱いくせに意固地で、臆病なのに自信家という矛盾を抱えたまま生きてきた少女でもあり、辛い記憶がよみがえると内に秘めた激しさがふっと表に出てしまうこともある。

井芹仁菜のシリアスカット

能力

仁菜の武器は、感情をまっすぐぶつける歌声。路上で歌う河原木桃香が思わず声をかけたほどの歌唱力の持ち主で、それが「トゲナシトゲアリ」結成のきっかけになった。

技巧を飾り立てるよりも、溜め込んできた本音や苛立ちをそのまま音楽に変えて吐き出すことに長けており、その飾らない歌い方がバンドの原動力になっている。

活躍

大学進学を目指して予備校に通っていた仁菜は、ある日、ストリートミュージシャンの河原木桃香と出会う。桃香が歌っていた「空の箱」という曲が、かつていじめに苦しんでいた自分を支えてくれた曲だと気づいた仁菜は、桃香とともにバンドを組むことを決意する。

安和すばるを加えた3人での活動を経て、別のバンドを組んでいた海老塚智ルパと合流し、5人組のガールズバンドとして本格的に動き出す。当初は勉強を理由に距離を置こうとしていた仁菜だったが、次第に音楽にのめり込み、バンドの顔となるボーカルとして活動していく。

エピソード

バンド名「トゲナシトゲアリ」は、まだ名前が決まらないままステージに立った仁菜が、客席で見かけた観客のTシャツに書かれていた文字からとっさに思いついたもの。勢いだけで名付けられた即興の名前が、そのままバンドの正式名称になった。

脚本を手がけた花田十輝は、当初は「普通の女の子」という設定のまま仁菜を描く構想だったが、そのままでは埋もれてしまうと考え、より直情的で反骨心の強いキャラクターへと作り替えたことを明かしている。

ネタバレ

クリックして表示

仁菜が絶交した元親友のヒナは、ライバルバンド「ダイヤモンドダスト」の新ボーカルとして再会することになる。二人の因縁は物語終盤の核心のひとつとなる。

物語の終盤、仁菜たちは所属事務所を離れ、インディーズバンドとして活動を続けていく道を選ぶ。頑なだった父親も最終的には仁菜の音楽活動を受け入れ、大会でのライブに駆けつける。