概要
ジャンヌ・ダルクは、『Fate/Apocrypha』を初出とするルーラー(裁定者)クラスのサーヴァント。史実で百年戦争のフランスを救った英雄そのものを真名に持ち、生前は黒髪だったが、英霊として召喚された姿は金髪に旗を携えた少女として描かれる。『Fate/Grand Order』では第一部第一特異点「オルレアン」にも登場し、聖杯戦争の枠を越えてシリーズを代表するサーヴァントの一人になっている。
性格
信心深く清廉な性格で、周囲からは聖女と称えられるが、当人はそれを固辞し、自らを火刑に処された罪人だと規定している。農民の娘らしい大食いで、戦闘による魔力消耗もあって常に空腹を抱えている様子が描かれる。学がなく数字には弱いものの、こと戦術判断に関しては一切の妥協をしない実務家肌でもある。
自分を陥れた者たちさえ理解しようとする恨みのなさと、鋼の信仰心、譲れぬ一線を持つ鉄壁の自尊心を併せ持つ。
能力
対魔力EXをはじめ、啓示・カリスマ・聖人・真名看破・神明裁決といったスキルを備え、パラメータでは敏捷・魔力がAランクに達する。
宝具は二つ。我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)は、彼女が掲げる旗を核とした結界型の対軍宝具で、宝具を含むあらゆる攻撃から味方を守るが、防いだ分だけ旗そのものが損傷として蓄積する対価を伴う。もう一つの紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)は、自らの火刑を攻撃として転じた聖剣で、発動と同時に本人が消え去る自爆型の宝具である。
活躍
大聖杯戦争のいずれの陣営にも属さない中立の裁定者として、フランスの女学生レティシアに憑依する形で現界し、聖杯戦争を監督する。人造人間のシークと行動をともにするうちに彼への感情を深めながら、戦争の趨勢を左右する役回りを担っていく。
『Fate/Grand Order』の第一部第一特異点「オルレアン」(西暦1431年のフランス)では、自らの反転存在であるジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が率いる竜と狂化したサーヴァントの軍勢に対抗するため、カルデアの一行に協力する。
エピソード
通常の聖杯戦争では赤陣営・黒陣営あわせて14騎のサーヴァントが戦うが、ルーラーはそこに割り込む形で追加召喚される、いわば15人目の使徒にあたる。
武器としては旗を主体に用い、宝具である剣は設定上ほとんど抜くことがない。史実の肖像では黒髪とされる一方、英霊としての彼女は金髪の少女として描かれ、この対比はしばしば言及される。
創造主にあたるジル・ド・レェとは生前からの戦友で、後に彼が彼女の処刑を嘆いて狂気に堕ちたことが、贋作であるジャンヌ・ダルク〔オルタ〕を生み出す遠因になった。
ネタバレ
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物語の終盤、シークへの想いを通じて『第二の生』を得る形が示され、聖女としてではなく一人の少女として彼と再会するところで幕が引かれる。