概要
マキマは『チェンソーマン』に登場する、公安対魔特異4課を率いるデビルハンター。内閣官房長官直属という立場で組織を取り仕切り、悪魔に襲われていたデンジをスカウトして部下に迎える。長い赤髪を一本の三つ編みにまとめ、同心円状の模様が浮かぶ黄色い瞳を持つ。常に冷静で誰にでも丁寧に接する物腰から周囲の信頼を集める一方、その内面は最後まで読めない。
性格
冷静沈着で、どんな状況でも取り乱すことがない。部下であるデンジにも優しく、丁寧な言葉遣いを崩さないため多くの人に慕われるが、その一方でパワーをはじめとする同性からは強く警戒される存在でもある。何を考えているのか分からない得体の知れなさを常にまとい、男性の扱いに長けている。酒にはめっぽう強く、好きな男性のタイプを聞かれると「デンジ君みたいな人」と答える気さくな一面ものぞかせる。
能力
表向きは人間のデビルハンターとして、ネズミやカラスといった小動物を介した盗聴・監視網を張り巡らせ、契約した悪魔を使役する。銃撃を受けても意に介さない規格外の身体能力を持ち、指で銃を模した仕草から強烈な一撃を放つ場面も見せる。戦闘においても、部下たちが束になっても敵わないほどの力を随所でにじませる。
活躍
デンジがゾンビの悪魔を退けた現場に現れ、彼を公安対魔特異4課のデビルハンターにスカウトして早川アキに引き合わせる。以降はデンジの直属の上司として、彼やアキ、パワーを一つ屋根の下で暮らさせ、擬似的な家族のような生活を築かせていく。並行して行方を追う銃の悪魔の討伐をデンジに持ちかけ、「討伐に成功したら何でも一つ望みを叶える」と約束し、彼を自らの計画に引き込んでいく。
エピソード
上司と部下という枠には収まらない距離感も、マキマを語るうえで欠かせない要素だ。朝から晩までぶっ通しで映画を観て回るという独特なデートに誘うなど、公私の境界が曖昧な振る舞いが随所に描かれる。部下への指示に対して「返事は『はい』か『ワン』だけでいい」と言い放つ場面は、犬のように従順であることを求める支配的な一面を象徴する台詞として広く知られている。
ネタバレ
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マキマの正体は人間ではなく、人類が「支配」に対して抱く恐怖から生まれた支配の悪魔である。自分より格下と見なした相手を人間・悪魔の別なく洗脳し従わせる力を持ち、早川アキの忠誠心も本人が気づかぬままこの力で植え付けられたものだった。さらに内閣総理大臣と契約を結んでおり、彼女への攻撃はランダムに選ばれた日本国民の事故や病気へと肩代わりされるため、正面から仕留めるには国民一人ひとりの命を上回る一撃が必要になる。目的は、悪魔を食い尽くして消し去る力を持つチェンソーマン(デンジと相棒のポチタ)を掌握し、戦争も死も存在しない理想の世界を作ることにあり、そのためにデンジの周囲の人間を次々と手にかけて彼を追い詰めていく。しかし本心では、彼女自身もまた家族のような存在と共に生きることを望んでいたとも語られる。最終決戦の末、油断した隙にデンジによって「愛の行為」として食べられ、その存在に幕を下ろす。彼女が消えた直後、生まれ変わりである幼女ナユタが現れ、デンジに引き取られていく。