ダンジョン飯

マルシル・ドナトー

まるしる・どなとー

禁忌の古代魔術を修める、ハーフエルフの魔術師

美しく整えた長い髪の下に、禁じられた知への渇望と、いずれ訪れる別れを見つめ続ける定めへの静かな恐れを秘めている。

マルシル・ドナトーのフィギュア
マルシル・ドナトーのカバー画像

概要

マルシル・ドナトーは、九井諒子の漫画『ダンジョン飯』に登場するヒロインの一人。ハーフエルフの魔術師で、ライオス・トーデン率いる冒険者パーティーに攻撃魔法や蘇生魔法の使い手として同行する。魔術学校では『学校はじまって以来の才女』と評された実力者で、現在は禁忌とされる古代魔術を専門に研究している。

マルシル・ドナトーのリラックスカット

性格

『魔術に善悪はない』という信念のもと、禁術とされる古代魔術にも臆せず向き合う探究心の持ち主。一方で運動能力や持久力には乏しく、パーティーでは最も足が遅い。魔物食には毎回大げさなほどの拒否反応を示しながらも、実際に食べる段になると誰よりも美味しそうに完食してしまう憎めない一面もある。親友ファリンを大切に思うあまり、時に周囲が見えなくなるほど必死になることもある。

マルシル・ドナトーのシリアスカット

能力

得意とするのは爆破魔法で、ほかにも水上歩行・防御・回復・蘇生・除霊・召喚術など幅広い魔法を高いレベルで扱う。回復術は痛覚を利用する仕組みのため、治療には痛みが伴う。杖は世界樹の孫株の根を手編みして作ったアンブロシアで、現在では忌避される古代魔術(黒魔術)の研究にも取り組んでいる。

活躍

エルフの母と人間(トールマン)の父を持つハーフエルフとして生まれ、魔術学校時代にファリン・トーデンと出会い親友となる。ファリンが行方不明になったことをきっかけに冒険者となり、兄のライオス・トーデン率いるパーティーに加わった。当初はファリンを危険な目に遭わせた張本人としてライオスに強い不信感を抱いていたが、迷宮探索をともにするうちに信頼を築いていく。料理担当の戦士センシとは魔術嫌いの彼と当初『水と油』のようにぶつかっていたが、ある出来事を経て親愛の情を抱くようになった。

エピソード

ハーフエルフは純粋なエルフより長命な一方で、身体の成長が不安定で子を作れない一代限りの存在とされる。マルシルは長すぎる寿命ゆえに愛する者たちの死を看取り続ける運命に苦しんでおり、全種族の寿命を等しくして人種の垣根を取り払う世界を夢見ている。古代魔術の研究や迷宮調査への情熱は、この願いに根ざしている。

ネタバレ

クリックして表示

禁術とされる古代魔術を用いてファリンを蘇生させるが、その代償として彼女の肉体と魂は炎竜と融合してしまう。事態の収拾を図る中でマルシル自身が新たな迷宮の主となり、全種族の寿命を等しくする願いを叶えようとするが、力を貸していた『有翼の獅子』の正体は、人の欲望を喰らう悪魔だった。ライオスたちの説得によって迷宮の主の力を手放し、古代魔術行使の罪に問われかけるものの、王となったライオスのもとで顧問魔術師として留まることを選ぶ。