概要
魅魔は『東方Project』のPC-98版旧作シリーズに登場する悪霊。第1作『東方靈異伝』で博麗霊夢に立ちはだかる10面ボスとして初登場し、霊夢と並ぶ最古参のキャラクターの一人である。かつては博麗神社に恨みを抱く怨霊だったが、長い年月のうちに邪気は薄れ、現在は霊夢をからかって暮らす気ままな存在になっている。
性格
嘘をよくつく食えない性格の持ち主で、「私いそがしいの。(嘘)」のように自ら種明かしをしながら平然と嘘をつく癖がある。長きにわたり悪霊として過ごしてきたためか物覚えが悪く、昔のことをすぐに忘れてしまう一面もある。
かつて抱いていた博麗神社への復讐心はとうに薄れ、今では霊夢をからかうことを日々の楽しみにしている、飄々とした人物として描かれる。
能力
悪霊であるため足を持たず、宙に浮いた姿で移動する。月が出ている夜には力が増す性質を持ち、魔法を用いて戦う旧作シリーズ屈指の強敵として描かれる。『東方封魔録』ではラスボスを務めるなど、高い戦闘力を誇る。
活躍
『東方靈異伝』では地獄ルートの10面ボスとして博麗霊夢に立ちはだかった。続く『東方封魔録』ではラスボスとしてシリーズ屈指の強敵ぶりを見せ、その後の『東方夢時空』『東方怪綺談』では自機(プレイヤーが操作するキャラクター)として選択可能になり、活躍の場を広げている。
エピソード
霧雨魔理沙は数多くのキャラクターの中で唯一、魅魔に「魅魔様」と敬称をつけて呼ぶ。『東方夢時空』の勝利メッセージでは「もっと修行しなさい、魔理沙」と声をかける場面があるが、原作で二人が直接言葉を交わす場面は乏しく、確認できるやり取りはこの程度にとどまる。それでも二次創作では師弟関係として描かれることが多く、ファンの間に広く浸透した解釈となっている。
Windows版として仕切り直された『東方紅魔郷』(2002年)以降のシリーズには一度も登場していない。長年「行方不明」の状態が続いているが、ファンの間では今も博麗神社周辺のどこかにいるはずだと再登場を望む声が絶えない。