Fateシリーズ

モードレッド

もーどれっど

父への愛憎を燃やす、「赤」陣営の叛逆の騎士

赤い鎧の下に隠した素顔は、誰よりも不器用な想いを抱いている。父のただ一言だけを求めて振るう剣は、憎悪よりもずっと切実に燃える。

モードレッドのフィギュア
モードレッドのカバー画像

概要

モードレッドは、『Fate/Apocrypha』に登場するセイバークラスのサーヴァント。アーサー王伝説に伝わる円卓の騎士の一人で、アーサー王の“息子”とされる人物だが、実際は魔女モルガンがアーサー王の因子から生み出した女性のホムンクルスである。聖杯大戦では「赤」陣営に召喚され、マスターの魔術師獅子劫界離と共に戦う。

モードレッドのリラックスカット

性格

当初は野心ではなく、アーサー王への強い憧れを胸に、心根の気高い騎士たろうとしていた。だが自らの出生の秘密を知らされ、王位継承者として認められることを望みながらも父に拒絶されると、その想いは一転して憎悪へと転じてしまう。

一人称に「オレ」を使う粗暴な口調が特徴で、女性として扱われることを極端に嫌う。自信過剰で好戦的な不良気質だが裏表のない性格で、心を許した相手には気の良い悪友のように接する。憎悪の奥底にあるのは、ただ父に実の子と認めてほしいという切実な願いだった。

モードレッドのシリアスカット

能力

戦い方は、遠くから見つめ続けたアルトリア(アーサー王)の背中を手本にしたもので、型に囚われない身軽でアクロバティックな剣術を得意とする。固有スキルの魔力放出をAランクで操り、爆発的な跳躍と共に赤い雷撃を纏って斬りかかる。ほかに対魔力・騎乗・直感・戦闘続行・カリスマといったスキルを備える。

宝具は三つ。出自を隠す兜「不貞隠しの兜」はモルガンから与えられたもので、固有スキルや宝具の気配を覆い隠す。主武装の白銀の剣「燦然と輝く王剣(クラレント)」はアーサー王の武具庫から奪ったものだが、王として認められていないためランクCに留まる。切り札となる対軍宝具「我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)」は、父への愛憎を凝縮した邪剣で、荒れ狂う魔力を赤い雷として放つ。

活躍

魔術師獅子劫界離に召喚され、「赤」陣営のセイバーとして聖杯大戦に参戦する。粗暴な物言いとは裏腹にマスターへの信頼は厚く、共に幾多の激戦をくぐり抜けていく。

ホムンクルスの少年ジークとは当初刃を交える間柄だったが、同じ人造の生まれである境遇を知り、次第に態度を軟化させていく。「赤」のアサシン・セミラミスとの死闘では窮地に陥りながらも、ヒュドラの毒に対する血清を用いて土壇場で形勢を逆転してみせた。

エピソード

原作小説の造形段階では女装した美少年として描く案もあったが、同作に登場するアストルフォと設定が被ってしまうため、モードレッドは女性のキャラクターとして描かれることになった。『Fate/stay night』に登場する男性のモードレッドとは、この経緯もあって姿形も性格も大きく異なっている。

ネタバレ

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アーサー王への憎悪の裏には、実の子として認めてほしいという切実な願いが隠されていた。聖杯大戦を通じてマスターとの絆を深めるなかで、父への複雑な感情にも少しずつ整理をつけていく。

しかし戦いの果てに獅子劫が命を落とすと、モードレッドは新たな契約者を求めることなく、彼と共に戦えたことに満足して静かに消滅した。