概要
ミスティア・ローレライは、『東方永夜抄』に登場する夜雀の妖怪。歌で人を狂わせる程度の能力を持ち、歌声で人間の判断力を鈍らせたうえで鳥目(夜盲症)にし、夜道を歩く人間を襲う。人間の里の周辺で活動し、後の作品では屋台商売やバンド活動など、人間側との関わりを深めていく。
性格
自他ともに認めるお気楽妖怪で、難しいことを考えるより、派手でノリの良い歌をそのときの気分で歌うことを好む。人間を脅かすこと自体を楽しむような気質があり、閻魔からの説教を受けてもすぐに忘れてしまうと評されるなど、物事を深く捉えないところがある。
その屈託のなさが災いすることもあり、歌や騒ぎが行き過ぎて聖白蓮にたしなめられる場面もあるが、本人は気にする様子もなく次の一曲へと気持ちを移してしまう。
能力
公式の能力表記は「歌で人を狂わせる程度の能力」。歌声を聞かせて人間の判断力を鈍らせたうえで、あわせて鳥目(夜盲症)を引き起こし、暗闇での視界を奪う。
夜道で人間を襲う際は、まず歌で惑わせてから鳥目にして視力を奪い、そのまま攻撃を仕掛けるのが常套手段とされる。
活躍
『東方永夜抄』では人間の里の近くの夜道に現れ、夜盲症にした人間を襲うStage2ボスとして立ちはだかる。『東方花映塚』では自機としても選択でき、素早い動きを活かした立ち回りができる。
書籍作品では屋台の主として描かれることが多く、『東方文花帖』『東方三月精』では夜道に屋台を出して焼いた八目鰻を売っている。これは自分の能力で客を鳥目にしたうえで『八目鰻が効く』と持ちかける自作自演の商売で、常連の射命丸文からは味を絶賛されている。
エピソード
『東方求聞口授』に掲載された『文々。新聞』の記事では、幽谷響子とパンクロックバンド「鳥獣伎楽」を結成し、ギターを担当していることが紹介されている。派手でノリの良い歌を好む性分は、屋台の呼び込みだけでなくバンド活動にも活かされているようだ。
数百羽の雀を使って伝説の酒『雀酒』を復活させたという逸話も伝わる。この酒には、飲むと踊らずにいられなくなるという謎の効能があるとされる。
初登場時には八雲紫に夜雀という種族そのものを軽んじられる場面があった一方、屋台やバンドの騒ぎが行き過ぎたときには聖白蓮にたしなめられることもある。『東方求聞史紀』では稗田阿求が、ミスティアが人気を集める理由について分析を寄せている。