概要
ナズーリンは、『東方Project』シリーズに登場するネズミの妖怪。本来は毘沙門天の弟子だが、その意を受けて寅丸星の監視役として命蓮寺に身を寄せている。両腕のダウジングロッドと使役するネズミを頼りに探し物を見つける「探し物を探し当てる程度の能力」を持ち、2011年の『東方星蓮船〜Undefined Fantastic Object.』に1面ボス・5面中ボスとして初登場した。
性格
他者には人を小馬鹿にしたような高圧的な態度で接するが、その実体は小心者で、相手が弱腰と見れば途端に強気になり、逆に劣勢と悟れば迷わず退却する。知的で狡猾な物腰も併せ持ち、命蓮寺の面々の中では比較的常識的な妖怪とされる。
寅丸星を主とあおぎつつ、毘沙門天という後ろ盾があるためか時に星以上に尊大にふるまうこともある。もともと星の監視目的で命蓮寺に来ているため、聖白蓮に対しては他の面々のような特別な思慕や恩義を持たない。
能力
「探し物を探し当てる程度の能力」を持ち、両腕に装着した方角表示付きのダウジングロッドと、首から下げたペンデュラムを頼りに探索を行う。ただし精度には欠け、探す基準そのものが曖昧なこともしばしばで、目当ての物にたどり着けないことも多い。
単独での探索だけでなく、使役する多数の子ネズミを動員した手分けの捜索も得意とする。もっとも子ネズミたちは食べ物の匂いに釣られて先に食い荒らしてしまう傾向があり、かえって探索の足を引っ張ることもある。
活躍
2011年の『東方星蓮船〜Undefined Fantastic Object.』では、村紗水蜜・雲居一輪から聖白蓮の復活に必要な「飛倉」の破片探索を任されるが、成果は芳しくなかった。実際にはそれと並行して寅丸星から頼まれていた紛失中の宝塔探しを優先しており、探索の途中で人間の縄張りに迷い込んだことで博麗霊夢・霧雨魔理沙とそれぞれ二度戦うことになるが、いずれも探し物を優先して撃墜される前に自ら退却している。
2013年の『ダブルスポイラー』ではLevel7に登場し、2023年の『東方獣王園〜Unfinished Dream of All Living Ghost.』では初めてプレイアブルキャラクターとして操作できるようになった。
エピソード
登場作品ごとに異なる二つ名を冠されるのも特徴で、『東方星蓮船』・『求聞口授』では「ダウザーの小さな大将」、『ダブルスポイラー』では「卑近なダウザー」、『東方獣王園』では「屈指のトレジャーマウス」と呼ばれる。1面ボステーマ曲の題は「小さな小さな賢将」。
『東方獣王園』では、比叡山の経典を食い破ったという伝説で知られる怨霊ネズミ「鉄鼠」ではないかと疑われる場面があり、本人はこれを否定しつつ命蓮寺に住んでいると語っている。使役する子ネズミたちは人肉を好み、チーズのような食べ物には見向きもしないという物騒な一面も語られる一方、ナズーリン自身は何かをひらめくたびに頭上へ穴あきチーズが浮かぶ独特の演出が付く。