ONE PIECE

ニコ・ロビン

にこ・ろびん

空白の100年を追う、麦わらの一味の考古学者

静かな微笑みの裏に、焼き払われた島の記憶を抱いて。世界のすべてが敵に回っても、彼女は歴史の真実を読み解く手を止めない。

ニコ・ロビンのフィギュア
ニコ・ロビンのカバー画像

概要

ニコ・ロビンは、尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』に登場する麦わらの一味の考古学者。西の海の考古学の島オハラに生まれ、いまの世界で唯一歴史の本文(ポーネグリフ)を解読できる人物として、歴史から消された空白の100年の真実を追い求める。超人系悪魔の実ハナハナの実の能力者で、身体を花のように咲かせて戦う。かつては秘密犯罪会社バロックワークスの副社長「ミス・オールサンデー」だった。

ニコ・ロビンのリラックスカット

性格

クールで頭脳明晰、常に泰然自若として的確な判断をくだす。破天荒な仲間の集まる麦わらの一味にあって、数少ない常識人であり、冷静なツッコミ役を担う。

その一方で、過酷な半生の影からか不吉な発想をする癖があり、真顔で恐ろしい想像を口にして仲間を戦慄させることもしばしば。ただし、先人の遺した歴史を軽んじる者に対しては、普段の落ち着きをかなぐり捨てて激しい怒りをあらわにする。

ニコ・ロビンのシリアスカット

能力

超人系悪魔の実ハナハナの実の能力者。自分の身体の一部を、離れた場所に花が咲くように出現させることができる。無数の腕を敵の全身に咲かせて関節を極める間接攻撃を得意とし、格闘の心得がなくとも相手を無力化できる。

2年間の修行を積んだ新世界編では能力が大きく伸び、全身をまるごと咲かせて分身をつくったり、巨大な腕や身体を生み出したりできるようになった。加えて魚人空手も修得している。

活躍

物語序盤では、砂の王国アラバスタを狙う秘密犯罪会社バロックワークスの副社長「ミス・オールサンデー」として、社長クロコダイルの右腕を務める敵役として現れる。だが同社が壊滅したアラバスタ編の結末で、ロビンは自ら一味の船に乗り込み、仲間に加えてほしいと願い出る。

考古学者として、一味では歴史や情勢に通じた知性派の役割を担う。物語中盤のエニエス・ロビー編では、仲間を守るために世界政府へ身を差し出そうとするが、麦わらの一味は世界政府を相手取ってでも彼女を取り戻そうとする。この事件を経て、ロビンは初めて心から仲間を信じ、共に生きる道を選ぶ。

エピソード

ロビンの悲願は、この世界のどこかに眠るという真の歴史の本文(リオ・ポーネグリフ)を、自分の目で見届けること。各地に断片的に散らばった石碑を継ぎ合わせ、失われた歴史をひとつの物語としてよみがえらせることが、幼い頃からの彼女の夢である。

その知識の危うさゆえに、ロビンには麦わらの一味でも飛び抜けて高額な懸賞金がかけられている。剣や銃の腕前ではなく、「歴史を読み解ける」というただ一点で、彼女は一国を揺るがしかねない脅威として世界政府に恐れられているのだ。

ネタバレ

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彼女の故郷オハラは、禁じられていた歴史の本文の研究を密かに続けていた。それが世界政府に露見すると、島は軍事作戦「バスターコール」によって跡形もなく焼き尽くされ、母ニコ・オルビアをはじめとする学者たちは全滅する。

ただ一人生き延びた8歳のロビンには、歴史の本文を読める危険性ゆえに7900万ベリーもの懸賞金がかけられ、「悪魔の子」と呼ばれるようになった。以後およそ20年間、彼女はさまざまな裏組織を転々としながら世界政府の追跡を逃れ、誰も信じられないまま生き延びてきた。この孤独な過去こそが、仲間を得たエニエス・ロビーでの「生ぎたい」という叫びに、痛いほどの重みを与えている。(オハラ脱出には、元海軍中将サウロや、のちに大将となるクザン=青雉が関わっていた。)