Fateシリーズ

織田信長

おだ のぶなが

「是非もなし」と嘯く、帝都に降り立った軍服姿の第六天魔王

三千丁の火縄銃を従え、焼け野原の帝都に一人の少女が立つ。天下布武は、女の身であろうと成し遂げてみせよう――是非もなし。

織田信長のフィギュア
織田信長のカバー画像

概要

『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。真名は織田信長で、通称は魔人アーチャー、親しみを込めてノッブとも呼ばれる。黒い軍服をまとった少女の姿で顕現し、戦時下の帝都で自らを召喚した日本陸軍を掌握、独自の天下布武を敢行する。

織田信長のリラックスカット

性格

一人称は「わし」、語尾に「じゃ」を付ける古めかしい口調で話す。口癖は「是非もなし」。自分の美貌に絶対の自信を持つ自称美少女で、飄々とした態度で周囲を煙に巻くが、その内側には旧弊を憎み時代を作り変えようとする戦国の梟雄そのものの冷徹さを秘めている。

破天荒な自由人でありながら、文化や芸事そのものは軽んじない知識人でもあり、敵味方を問わず才ある者を評価する度量を見せる。ライバルの桜セイバー(沖田総司)とは顔を合わせるたび軽口を叩き合う腐れ縁で、普段はギャグ担当としての一面が目立つ一方、いざ本気を出せば周囲を圧倒する力量の差を隠さない。

織田信長のシリアスカット

能力

主武装は火縄銃と、生前愛用した名刀「圧切長谷部」。対魔力・単独行動・軍略・カリスマといったスキルに加え、神性や神秘を宿す相手に対して絶対的な優位を得る固有スキル「天下布武・革新」を持つ。

宝具は二つ。三千世界は周囲に三千丁の火縄銃を展開して一斉射撃を放つもので、騎乗スキルを持つ敵には威力が跳ね上がる。もう一つの真の宝具第六天魔王波旬は、神仏を打ち滅ぼすための固有結界を展開し、神性を持つ者へ絶対的な力を振るう大技である。相性が合えば格上さえ圧倒する一方、そうでない相手には並のサーヴァント以下に甘んじるという極端な性能が、彼女らしい笑いどころにもなっている。

活躍

物語では、自身を呼び出した日本陸軍を逆に掌握し、敗戦間近の帝都を舞台に独自の天下布武を敢行する。擬似英霊の軍勢を単独で殲滅してみせるほどの圧倒的な武威を見せつけ、本作随一の実力者として振る舞う。

生前の家臣であった豊臣秀吉は、彼女のカリスマに最も強く応えた理解者として登場し、弟の織田信勝には身内ゆえの甘さを見せるなど、戦国時代さながらの人間関係がそのままサーヴァント同士の因縁として描かれる。

エピソード

『コハエース』はTYPE-MOON創業10周年を記念して2011年に月刊コンプティークで連載が始まった作品で、当初は『月姫』の琥珀・秋葉を軸にFateシリーズなど他作品のキャラクターが客演する内容だった。魔人アーチャーが主人公格を務める「帝都聖杯奇譚」編はシリーズの中核として展開し、後に単行本化・独立展開されて『Fate/type Redline』としてKADOKAWAより刊行が続いている。

ゲーム『Fate/Grand Order』にも「ぐだぐだ本能寺」イベントで星4配布サーヴァントとして参戦し、後年のイベントではアヴェンジャークラスの「魔王信長」として星5でも登場した。ファンや公式からは親しみを込めて「ノッブ」と呼ばれ、CVは釘宮理恵が務める。

ネタバレ

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帝都で起きている聖杯戦争は、本編開始前に行われた第三次聖杯戦争の後日談であり、魔人アーチャーはその勝者にあたる。彼女は雌伏していた聖杯を奪い、敗色濃厚な戦争の帰趨を覆す切り札として利用しようと画策しており、その真意は物語終盤まで明らかにされない。

最終決戦では、鬼と化した桜セイバー(沖田総司)との激突や、概念としてのサーヴァントと化した清姫との対決を経て、聖杯戦争に決着がつく。