概要
乙宗梢(おとむね こずえ)は、『Link!Like!ラブライブ!』こと蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに登場するスクールアイドル。音楽一家に生まれた文武両道の才女で、クラブの部長を務め、ユニットスリーズブーケに所属する。作曲から振り付け、衣装までひとりでこなす多才さと美しい歌声を持ち、「ラブライブ優勝」を夢に掲げて活動する。声優は花宮初奈。
性格
文武両道、眉目秀麗で学院の誰からも一目置かれる存在でありながら、それを少しも鼻にかけない優等生。どんなことにも努力を惜しまず、生真面目でストイックに物事へ向き合う。
一方で「自分には才能がない」と思い込むほど自己肯定感は低く、うまくいかないことを後悔として抱え込んでしまう繊細さも持つ。丁寧な女性言葉を好み、一人称は「私(わたくし)」。完璧に見えて機械はめっぽう苦手で、それでも「得意になる途中」と言い張るなど、どこか抜けた愛嬌もある。
能力
作曲・作詞・振り付け・衣装デザインまで、ステージに必要な多くをひとりで手がける多才な作り手。ギターやピアノ、フルート、サックスといった複数の楽器を操り、「歌は梢」と評されるほど澄んだ歌声を持つ。
幼少期から続けるクラシックバレエで培った身体表現に加え、日々の筋トレも欠かさない。何より「諦めないこと」を特技に挙げるほど、努力を積み重ねる姿勢そのものが彼女最大の武器である。
活躍
スクールアイドルクラブの部長として、後輩たちを束ねながらステージに立つ。とりわけ日野下花帆をスクールアイドルへと誘い、時に優しく時に厳しく、相方として二人三脚で育てていく。
ユニットスリーズブーケの中心として活動し、幼い頃からの願いであるラブライブ優勝へ挑戦する。一度は決勝で敗れて涙するも、翌年ふたたび頂点を目指して走り出す。最高学年ではついに優勝を勝ち取り、次の部長を後輩に託して蓮ノ空を巣立った。
エピソード
実家は石川県の音楽一家で、両親も音楽家。海辺には作曲用の別荘を構え、誕生日には家族が即興でバースデー演奏会を開くという、音楽に囲まれた環境で育った。将来は音楽家になるべく育てられたが、幼い日に見たμ'sのステージへの憧れを貫き、スクールアイドルの道を選んだ。
梢がその頂点を志すのは、グループの目標としてではなく幼い頃からの個人的な夢としてだという点が、彼女ならではの特徴である。とりわけ絢瀬絵里に強く憧れている。
練習メニューに筋トレを組み込み、部員には気候に合わせて選んだ紅茶を振る舞う。天体観測を好み、猫や『PUI PUI モルカー』のシロモを愛する一方、配信では機械音痴ぶりや、点の目と波型の口で描かれる独特のイラスト(通称・画伯ネタ)が恒例の笑いどころになっている。
ネタバレ
クリックして表示
何もかも器用にこなすように見える梢だが、その胸には長く秘めてきた後悔がある。102期、部員の離脱でクラブが廃部の危機に立たされ、さらに夕霧綴理が他所へ引き抜かれかけたとき、梢は独断でステージ演出を変え、綴理ひとりを目立たせて危機を切り抜けた。
しかしそれは「スクールアイドルは一人で目立つものではない」という綴理の信念を裏切る行いでもあり、二人の間には深い溝が生まれ、「二度と綴理と二人でステージに立たない」という約束が交わされてしまう。この過去は長く梢を縛り続けるが、多くの出会いを経て、二人はやがて和解へと向かっていく。