ポケットモンスター

ピカチュウ

ぴかちゅう

でんきポケモンの元祖にして、シリーズの顔を担う看板キャラクター

頬にたくわえた電気を、いざという時には幾万ボルトの閃光へと変える。小さな体に見合わぬ電撃と、誰にも譲らない意地の強さこそが、この黄色い相棒の真骨頂だ。

  • 尻尾
  • ポケモン
  • マスコットキャラクター
ピカチュウのフィギュア
ピカチュウのカバー画像

概要

ピカチュウは『ポケットモンスター』シリーズに登場するでんきタイプのポケモン。図鑑分類は「ねずみポケモン」で、進化前はピチュー、かみなりのいしを使うとライチュウへ進化する。アニメ版では主人公サトシの相棒として全シリーズに登場し、ゲーム版でも黄色・レッツゴーピカチュウの専用相棒に採用されるなど、ポケモンというフランチャイズそのものを象徴する看板キャラクターの地位を築いている。

ピカチュウのリラックスカット

性格

初対面のサトシには心を許さず、電撃を浴びせて威嚇するような気難しい一面を見せていた。しかしオニスズメの群れに襲われたサトシが身を挺してかばったことをきっかけに態度を軟化させ、以後は深い信頼で結ばれた相棒となる。

根底にあるのは強い独立心で、格上のポケモンに敗れても自分のやり方で強くなることにこだわり、勧められてもライチュウへの進化を繰り返し拒み続けている。他のポケモンの鳴き声を真似てみせる茶目っ気もある。

ピカチュウのシリアスカット

能力

電気を操る技を得意とし、代表的な技は十万ボルトかみなり。ピチューの系統だけが習得できる専用技ボルテッカーを使いこなす個体もいる。通常特性は電気を帯びやすくなるせいでんき、隠れ特性は受けた電気技を自分の力に変えるひらいしん。専用の持ち物「でんきだま」を持たせると、攻撃・特攻が通常の2倍になる特殊な補正を受ける。

活躍

カントー地方から始まる長い旅では、サトシと共に各地のジムリーダーやライバルトレーナーとの数々のバトルを戦い抜いてきた。序盤の山場となったクチバジムでのライチュウ戦では一度敗北を喫したが、進化を拒んで自分の姿のままリベンジ戦に臨み、勝利を収めている。モンスターボールに頼らず常にサトシのそばに寄り添い、旅を支え続ける存在として描かれる。

エピソード

名前の「ピカ」は電気の閃光を、「チュウ」はネズミの鳴き声ではなく響きの良さを重視して付けられたもので、デザイナーのにしだあつこは当時夢中になっていたリスの仕草を参考にデザインし、頬に電気を貯める設定もリスが頬袋に木の実を貯める習性から着想したという。

開発当時の社内人気投票ではピッピの方が優勢だったが、最終選考でピカチュウが圧勝し、子供にも大人にも親しみやすい「ペットのような」印象からシリーズの看板キャラクターに選ばれた。

アニメでは当初、人間の言葉を話す設定も検討されていたが、声を担当する大谷育江の鳴き声の演技力が高く評価されたため、監督の判断で「ピカ」「ピカピカ」といった鳴き声のみで表現する方針に変更された。ゲーム『ポケットモンスター ピカチュウ版』での鳴き声は、この大谷の声の波形を作曲家の増田順一がゲームボーイ上で再現したもので、録音音声そのものではない。

1999年には米Time誌が「ハローキティ以来最も愛されたアニメキャラクター」と評するなど、国内外でポケモンというフランチャイズを象徴する存在として扱われている。