概要
任天堂のアクションアドベンチャー『ゼルダの伝説』シリーズに登場する、ハイラル王国の王女。歴代の姫が共通して受け継ぐ知恵のトライフォースの持ち主で、シリーズごとに時代を違えたほぼ別人の姫として描かれる。多くの作品でガノンに狙われる『囚われの姫』として描かれる一方、変装や魔法で自ら戦況に関わる版も多く、守られるだけの存在にとどまらない。
性格
多くの作品で、知性と気品を兼ね備えた芯の強い姫として描かれる。危機を予知したり謎を見抜いたりする聡明さを持つ一方、自ら盾や剣を取って戦うことも厭わない行動力を見せる版も多い。『ブレス オブ ザ ワイルド』のゼルダは、王家の血を引きながらも祈りの力になかなか目覚めず葛藤する等身大の一面が描かれ、完璧な王女像に留まらない人間味も加えられている。
能力
宿した知恵のトライフォースは、危機を予知する力や傷を癒やす力など、不思議な力の源になるとされる。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、三女神にちなむネールの愛・ディンの炎・フロルの風という魔法を操る設定が採用されている。『時のオカリナ』ではシーカー族の戦士シークに変装してガノンドロフの追跡をかわし、正体を明かす場面で光の矢をリンクに授ける。近年の作品では剣や弓矢を手に自ら戦う姿も増え、『知恵のかりもの』では身の回りの物を複製して呼び出す杖トライロッドを使いこなす。
活躍
初代『ゼルダの伝説』では、大魔王ガノンの手に渡ることを恐れ、自らの意志で知恵のトライフォースを8つに分けてハイラル各地に隠す。『時のオカリナ』では幼い頃にガノンドロフの野望を予知夢で見抜き、乳母インパと城を脱出する際、直筆の手紙とともにリンクを精霊石探しの旅へ送り出す。『大地の汽笛』では自らの霊体でファントムを操り、リンクと連携して機関車での旅を助ける。『ゼルダ無双』シリーズやスマブラでは剣や魔法を操るプレイアブルキャラクターとして戦場に立ち、2024年発売の『知恵のかりもの』ではシリーズの本編作品で初めて単独の主人公を務め、物や敵を複製して呼び出す杖トライロッドを駆使してハイラルの謎に挑む。
エピソード
名前の由来は、生みの親である宮本茂が米国の作家F・スコット・フィッツジェラルドの妻で作家のゼルダ・セイヤー・フィッツジェラルドから取ったもので、宮本は「名前が気に入り、使わせてほしいと頼んだ」と語っている。歴代のゼルダ姫は『ハイラル王家に生まれた王女に代々受け継がれる名』という設定のため、シリーズごとにほぼ別人でありながら同じ名で呼ばれ続ける。ボイス付きの近年作では嶋村侑が声を担当している。
ネタバレ
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『ティアーズ オブ ザ キングダム』の物語終盤、ゼルダは損傷したマスターソードを長い年月守り続けるため、遥か古代に遡って光の竜へと姿を変えるという大きな代償を払う。ガノンドルフ討伐後、祖であるラウルとソニアの力を借りたリンクの手によって、再び人の姿を取り戻す。