概要
レミリア・スカーレットは、東方Projectに登場する吸血鬼の少女。幻想郷にある洋館・紅魔館の当主で、500年以上を生きながら見た目は10歳に満たない少女の姿をしている。妹のフランドール・スカーレットを屋敷にかくまい、メイドの十六夜咲夜をはじめとする従者たちを従える。『東方紅魔郷』では太陽光を遮る「紅霧異変」を引き起こした張本人として、6面(最終)ボスを務める。
性格
尊大で我儘なところがありながらも、退屈を嫌って身軽に動き回る気まぐれな性格をしている。吸血鬼という種族に強い誇りを持ち、格上として振る舞うことを好む一方、新しいものや自分の知らないものへの偏見は少なく、好奇心も旺盛。
普段は幼い子供のように振る舞うが、いざという時には500年を生きた者としての威厳をのぞかせる、落差の大きい人物として知られる。紅魔館の住人たちに対しては自分の誇りに反しない限り寛容で、多少の無礼も笑って受け流すことが多い。
能力
レミリアの能力は「運命を操る程度の能力」。作中で具体的な使用例が語られることは少なく、その性質の詳細は謎に包まれている。
吸血鬼としては、鬼の怪力と天狗のような速さを併せ持ち、大木を片手で持ち上げるほどの膂力と、里を瞬く間に駆け抜ける俊敏さを誇る。無数の悪魔を呼び出して使役するほか、自らをコウモリの群れや霧へと変えて攻撃をかわすこともできる。首さえ無事であれば一晩で全身を再生する不老の身でもある。
その反面、日光を浴びると体が弱るため、窓の少ない紅魔館の中で夜を待って過ごす。流れる水を渡れないなど、伝統的な吸血鬼の弱点も受け継いでいるとされる。
活躍
『東方紅魔郷』では、日光を嫌うあまり幻想郷全体を紅い妖霧で覆う「紅霧異変」を引き起こした張本人として、物語の中心に立つ。妖霧は幻想郷の人間の里にも及び、日中でも薄暗く肌寒い異常な夏をもたらした。
異変の解決に向かった博麗霊夢、あるいは霧雨魔理沙が紅魔館の主として立ちはだかるレミリアと対峙し、彼女はその侵入者に敗れて事件は幕を閉じる。以後は敗れた相手を気に入り、博麗神社にたびたび顔を出す間柄になった。
エピソード
レミリアには吸血鬼らしい逸話がいくつも伝わる。彼女はヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ、ドラキュラのモデルとされる人物)の末裔を自称しているが、実際の血縁関係は無いとされる。少食で人間の血をわずかしか吸わないにもかかわらず、こぼした血で服を赤く染めてしまうことが多く、これが「スカーレットデビル」の二つ名の由来になったといわれる。
紅茶を好んで飲む理由を「植物の血のようなものだから」と語るなど、吸血鬼ならではの価値観をのぞかせる場面も見られる。図書館の居候であるパチュリー・ノーレッジとは「レミィ」「パチェ」と愛称で呼び合う親友同士でもある。