概要
ロールは、カプコンのアクションゲーム『ロックマン』シリーズに登場する家庭用のお手伝いロボット。開発者トーマス・ライト博士が製作した「ライトナンバーズ」の一体(型式番号DRN.002)で、主人公ロックマン(ロック)の妹的な存在にあたる。家事全般を得意とする心優しい性格で、戦いに赴くロックマンをいつも案じている。
性格
しっかり者で細かいところまで気がつく反面、怖がりな一面も持つ。家事全般が得意で、掃除や料理を好み、ゴキブリを苦手とする。心優しく、病院を建てて人々を救うことを夢見ている。ロックマンと同じく他者への思いやりを持ち、家族を思う気持ちが強い。
能力
非戦闘用の家庭用お手伝いロボットとして設計されているため、通常のシリーズ作品では戦うことはない。ただし『ロックマンロックマン』などのリメイク・派生作品では、ほうきを振り回す「ロールスイング」を武器にした独立した戦闘キャラクターとして参戦することもあり、被ダメージがロックマンの半分に軽減されるなど、見た目に反した頑丈さを見せる。
活躍
初代『ロックマン』ではエンディングのドット絵に一瞬登場するのみの目立たない存在だったが、『7』以降はロックマンが特殊武器を入手した際のデモシーンに頻繁に登場するようになり、獲得した武器を家事に応用しようとするなど、次第にプレイヤーの目に触れる機会を増やしていった。
『8』では容姿が大人びて一新され、空飛ぶ車でロックマンを支援するなど活躍の幅が広がった。『9』『10』では、ロボットが原因不明の病「ロボットエンザ」に倒れる中でロールも寝たきりになりながら、試作ワクチンをロックマンに託して復活させる場面も描かれている。
エピソード
名前の「ロール」は、主人公「ロック」と組み合わせると音楽ジャンルの「ロックンロール」になることに由来する。ドット絵デザインを手がけたディレクターの北村氏は当初「ロール」という名前から巻き髪のデザインを検討していたが、後輩から「ロックンロールならポニーテールでしょ」と指摘されたことがトレードマークのポニーテールの誕生につながったという逸話が知られている。
ロボットでありながらロックマンの「妹」とされる関係は、ドラえもんとドラミ、アトムとウランのような間柄に近い。ファンの間ではロックマンの恋人と誤解されることもあるが、公式には兄妹に相当する関係とされている。『MARVEL VS. CAPCOM』など他社クロスオーバー作品にゲスト参戦した実績もある。