原神

放浪者

ほうろうしゃ

幾つもの名を捨てながら、自分の足で歩む道を選び直した風の遊学者

裏切られ続けた人形が最後に選んだのは、恨みを晴らすことではなく、自分の足で歩き続けることだった。

  • 青髪
  • 青い瞳
  • 学者
  • 毒舌
  • 自信家
放浪者のフィギュア
放浪者のカバー画像

概要

放浪者は『原神』に登場する風元素の法器使いで、須弥の教令院・因論派に籍を置く遊学者。かつてはファデュイ第六席の執行官『散兵』ことスカラマシュとして稲妻の政変に関わり、幾つもの名前と裏切りを重ねてきた。数奇な過去を経て、現在は新たな名『放浪者』を受け入れ、須弥で自分の道を探している。

放浪者のリラックスカット

性格

見た目こそ線の細い少年のようだが、物言いは辛辣で人を食ったようなところがある毒舌家で、自分の正しさを疑わない自信家な一面が目立つ。気に入らない相手には皮肉を浴びせ、周囲が慌てるさまを面白がるような態度を見せることも多い。

一方で、誰も信じられずに一人で放浪を続けていた過去を持ち、須弥での暮らしを通して、かつてのような孤独ではなくなりつつある。根本の気質そのものは変わらないままだが、少しずつ心を許せる相手ができ始めている。

放浪者のシリアスカット

能力

風元素を操る法器使いで、元素スキル『羽画・風姿華歌』を発動すると空中を漂う特殊な状態に入り、通常攻撃・重撃の間合いと威力が大きく上がる。この状態を活かして放つ元素爆発『狂言・式楽伍番』は、大気を圧縮して生んだ空洞で風元素の範囲ダメージを複数回叩き込む。

地上でじっくり構えるタイプではなく、宙を舞うように立ち回りながら攻め続ける機動力の高さが持ち味の風元素アタッカーである。

活躍

かつてはファデュイ(雪国スネージナヤの諜報組織)第六席の執行官『散兵』として稲妻に潜伏し、内乱を煽る任務に関わっていた。八重神子から雷の神の心を託されると、本国へ渡すことなくそのまま姿を消し、独自に動き続けた。

須弥へ渡った後は、教令院・因論派の遊学者として、ナヒーダの計らいのもとで学びの場に籍を置いている。本人はこの立場を『借りを返す』ための一種の『囚人』のようなものだと自嘲気味に語っている。

エピソード

彼にはこれまで幾つもの名前があった。稲妻で人間らしく暮らした時期の『傾奇者』、ファデュイのコードネーム『散兵』、自ら名乗った『国崩』、そして現在の『放浪者』。ゲーム内でプレイヤーが自由に名前を付けられる場面で、本名『スカラマシュ』を入力すると本人に否定されるという小ネタも知られている。

衣装は黒い着流しに黒い草履、鈴と能面のような仮面が付いた大きな笠を合わせた、歌舞伎を思わせる出で立ちが特徴で、笠の裏には半透明の黒い布と赤い飾り紐が垂れている。

ネタバレ

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放浪者ことスカラマシュの正体は、稲妻を統べる雷電将軍(雷電影)が『永遠』を体現する人形の器を作ろうとした際に生まれた試作品である。夢の中で涙を流すなど感情の兆しを見せたために器として不完全と判断され、廃棄される予定だったが、影はそれを不憫に思い、殺さずに力を封じて秘境に眠らせるにとどめた。彼はこれを創造主による最初の裏切りと受け止めている。

目覚めた後は稲妻の刀工・桂木に拾われ、人間らしい暮らしを学ぶが、正体を知られたことで桂木を失う。助けを求めた雷電将軍にも見捨てられ、後に迎えた孤児の子供にも先立たれるなど、信頼と喪失を繰り返す中で深い恨みを募らせていった。

この恨みから雷電将軍への復讐として稲妻の刀鍛冶集団『雷電五箇伝』を滅ぼそうとするが、最後に追い詰めた一心伝当主が、かつての恩人・桂木の血を引く者だと知ると、突然その牙を収めてしまう。須弥で人工の神と化してまで力を求めたのも、この根深い恨みと、誰かに認められたいという渇望が動機になっている。旅人との対決に敗れた後、彼は風の神の目を得て『放浪者』という新しい名を受け入れることを選んだ。