概要
戦場ヶ原ひたぎは、〈物語〉シリーズに登場するヒロインで、私立直江津高校3年の女子生徒。学業成績はトップクラスで教科書を全て暗記するが、家庭の事情から怪異「おもし蟹」に体重を奪われた過去を持つ。階段で転落してきた阿良々木暦との出会いを機に、少しずつ本来の自分を取り戻していく。
性格
学校では教師や同級生とほとんど言葉を交わさず、儚げな美貌と持病がちな身の上から「深窓の令嬢」と見なされている。実際には気心の知れた相手の前でだけ牙をむく毒舌家で、比喩と皮肉を織り交ぜた回りくどい言い回しで相手をなぶるのを得意とする。
自他共に認めるツンデレ気質だが、物語序盤は「デ」の字も見せないほど態度が硬く、阿良々木暦からは「ツンデレというよりツンドラ」と評されたこともある。
能力
中学時代(公立七百一中学)は陸上部に所属し、短距離走を得意としていた運動神経の持ち主。怪異に体重の大半を奪われて以降は、崩れがちな体のバランスを補うため制服の中に大量の文房具を仕込み、ホッチキスやカッターナイフなど文房具を武器代わりに使いこなす独特の戦闘スタイルを持つ。
活躍
階段の踊り場で転落してきた阿良々木暦に受け止められたことをきっかけに、それまで誰にも見せなかった秘密を知られ、次第に心を開いていく。やがて自ら告白して恋人同士となり、以降の〈物語〉シリーズでも彼のそばで数々の怪異事件に立ち会い続ける。
エピソード
彼女が抱えていた「体重を奪われる」という怪異は、家庭が新興宗教のトラブルに巻き込まれ、財産と平穏な生活を失った過去に起因する。誰にも頼れないまま一人で抱え込んでいたその秘密を、怪異専門家の忍野メメの助けを借りてようやく解消することになる。