概要
殺生院キアラは、『Fate/EXTRA CCC』に登場する謎めいた尼僧。かつて途絶えた真言宗系の異端宗派「立川流」の教義を継ぐカルト組織「真言立川詠天流」の最後の導師で、物静かで包容力のある物腰の裏に、底知れない蟲惑的な色香を漂わせている。
性格
表向きは、どんな冗談も微笑みで受け流す穏やかで思慮深い女性として振る舞う。人情に弱く慈愛に満ちた包容力を見せる一方、時に鋭い毒舌を吐く芯の強さも併せ持つ。清楚な語り口の端々に妙な色っぽさをにじませ、周囲を油断させないまま懐に引き込んでいく。
能力
心理分析や法力に長け、他者の霊子情報体を読み解く霊子ハッキングの技術を持つ。教団の異端者として育つ中でこの術式を独自に発展させ、コードキャストの開発にも携わるなど、術者としての才覚は並外れている。
活躍
月の裏側に構築された電脳空間で、月の内部への脱出を諦めた身として過ごしており、支配者的存在「BB」との約定のもとで直接的な脱出行動こそ控えているものの、主人公に対してはたびたび思わせぶりな助言を投げかける。物腰は終始穏やかだが、その真意を最後まで明かさないまま、事件の陰に寄り添い続ける。
エピソード
名前の「キアラ」は、TYPE-MOON作品に登場する二人の外道的キャラクター――『空の境界』の荒耶宗蓮と『Fate/stay night』の言峰綺礼――から一文字ずつ取って組み合わせたものとされる。誕生日や身長といった基本設定は、教団の宗家に生まれ育った経歴を反映したものになっている。
ネタバレ
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その正体は、幼少期の病から人間不信を募らせ、教団の内紛を煽って壊滅させた過去を持つ元人間であり、『CCC』の事件を裏で操っていた黒幕そのものである。快楽の追求だけを目的にムーンセルの掌握を目論み、自らを「魔性菩薩」と称する存在へと変生させていた。のちに『Fate/Grand Order』では、人類すべてを愛するがゆえに人類悪と紙一重の存在となったビースト、アルターエゴのサーヴァントとして登場する。