概要
神綺は、東方Project第5作『東方怪綺談〜Mystic Square』に登場する魔界の神。魔界に存在するあらゆるものを生み出した創造神であり、日本神道の神々とは系譜の異なる唯一神とされる。自らの領域を荒らした主人公たちの前に、裁きを下す者として立ちはだかる、PC-98版シリーズ最後を飾るラスボスである。
性格
表面的には落ち着き払った物腰を崩さないが、自分の統べる魔界を土足で踏み荒らす相手には「生意気に!!」と語気を強めるなど、思いのほか感情的で血の気の多い一面をのぞかせる。格上の存在としての余裕と、自分の領分を侵されたことへの苛立ちが同居する、気位の高い神格として描かれる。
能力
「魔界を創造する程度の能力」を持つとされ、魔界に存在するものはすべて彼女が生み出したという。もっとも実際の戦闘では、対峙した霊夢や魔理沙から「弱い」と評されるなど、創造神という肩書きに見合わない印象を残しており、この落差はファンの間でもたびたび話題にのぼる。戦闘が進むと背に6枚の白い翼を広げ、体力の減少とともに翼は黒く染まっていく。
活躍
東方怪綺談の終盤、魔界に足を踏み入れて暴れ回った主人公たちの前に、「私自らがあなたを裁く」と宣言して立ちはだかる。もっとも事件そのものは魔界の民間旅行会社が無断で行ったツアーが発端であり、神綺自身が引き起こしたものではない。それでも自分の統べる領域を騒がされたことを見過ごせず、単身で対決に臨む。
エピソード
神綺が初登場する『東方怪綺談〜Mystic Square』は、1998年のコミックマーケット55で頒布された、PC-98版として発売されたシリーズ最後の作品にあたる。以降のシリーズはWindows環境へと舞台を移すため、神綺はPC-98時代を締めくくるラスボスという位置づけを持つ。
銀色のロングヘアにサイドテールをまとめ、赤いローブ風の衣装を身につけた出で立ちで描かれる。日本神道の八百万の神々とは異なる系譜の「唯一神」という設定も、彼女を東方の神々の中で異色の存在にしている。
ネタバレ
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神綺を退けた主人公は、魔界人が二度と人間界を訪れないという約束を強引に取り付ける。しかしその約束はのちに守られることなく、魔界の住人たちが再び人間界に姿を見せる展開が示唆されて幕を閉じる。