涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒ

すずみや はるひ

宇宙人・未来人・超能力者を求めて非公認クラブを率いる高校生

退屈な日常になど用はない――そう言い切る彼女の知らないところで、世界はいつも書き換えられている。

  • 茶髪
  • ミディアムヘア
  • 茶色の瞳
  • ヒロイン
  • 天才
  • 自信家
涼宮ハルヒのフィギュア
涼宮ハルヒのカバー画像

概要

涼宮ハルヒは、谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒの憂鬱』を中心とするシリーズの主人公格ヒロイン。北高校入学早々「ただの人間には興味ありません」と自己紹介し、非公認クラブSOS団を結成して宇宙人・未来人・超能力者探しに明け暮れる、校内一の変人として知られる少女。

涼宮ハルヒのリラックスカット

性格

唯我独尊・傍若無人・猪突猛進、おまけに極端な負けず嫌いという、良くも悪くも規格外の性格の持ち主。学業成績は学年上位、運動神経も抜群で、料理や楽器演奏、歌唱までこなす文武両道ぶりを見せる一方で、「普通」「退屈」を病的なまでに嫌う

小学6年生のとき、家族と訪れた野球場で数万人の観客を目にし、日本の人口のうちのたった一人に過ぎない自分に気づいて以来、「自分は特別な存在ではない」という焦りが、非日常への渇望に姿を変えたとされる。恋愛感情については「一時の気の迷いで精神病の一種」と公言してはばからないが、SOS団の一員であるキョンの言動には人一倍感情を揺さぶられる、どこか矛盾した一面も持つ。

涼宮ハルヒのシリアスカット

能力

目立った特技として、学業・運動・音楽・料理などほぼ全てにおいて人並み外れた才を発揮するが、ハルヒの力はそれだけにとどまらない。本人にはまったく自覚のないまま、無意識の願望に応じて周囲の情報や現実そのものを改変してしまう、神に等しい力を宿しているとされる。強いストレスを受けると「閉鎖空間」と呼ばれる異空間を生み出すこともある。

この力が具体的な形で表れた例として、宿題への焦りから、夏休み最後の2週間を無意識のうちに1万5千回以上も繰り返してしまった出来事が知られている。

活躍

入学初日の自己紹介で周囲から浮いてしまったハルヒだったが、曜日ごとに変える髪型に気づいて声をかけてきたキョンとの交流がきっかけとなり、5月中旬、それなら自分で作ってしまおうと一念発起。放課後の文芸部室を無断で占拠し、唯一の在籍部員だった長門有希を巻き込み、朝比奈みくるを強引に勧誘、転入生の古泉一樹も加えて非公認クラブSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)を結成した。

団長として、文化祭向けの自主制作映画では脚本・監督・主演をひとりで兼任し、みくるに強引なコスチュームを着せて撮影する「超監督」ぶりを発揮。6月には草野球大会にSOS団として参戦し、対戦相手だったコンピュータ研究会をみくるの合成写真をネタに脅してパソコンを一台巻き上げるなど、目的のためなら手段を選ばない行動力を随所で見せている。

エピソード

ハルヒには曜日によって髪型を変える習慣があり、月曜はストレートのロングヘア、火曜はポニーテール、水曜はツインテール、木曜は三つ編み、金曜は髪を四箇所リボンでまとめるという法則になっている。トレードマークの山吹色のリボンも、小学校時代から愛用しているものだという。

キャラクターデザイン・原作イラストはいとうのいぢが手がけ、作者・谷川流によって2003年刊行の『涼宮ハルヒの憂鬱』でシリーズが幕を開けた。

ネタバレ

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SOS団のメンバーである長門有希(宇宙人が作った人造人間)・朝比奈みくる(未来人)・古泉一樹(超能力者)は、それぞれの立場からハルヒを「世界を創造・改変しうる神に近い存在」とみなしている。三年前に何らかの現象によって宇宙そのものが彼女の望み通りに創り変えられた可能性が示唆されており、SOS団はその力を見守るために集められた面々だった。

長編『涼宮ハルヒの消失』では、長門が自らの意志で改変した「ハルヒの存在しない世界」にキョンが迷い込む。この世界ではハルヒの超常的な力は失われているが性格や本質は変わらないとされ、最終的にキョンは元の「ハルヒのいる非日常」を自らの意志で選び直す。