概要
タマモクロスは『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するウマ娘で、関西弁を話す小柄な少女。実在した競走馬タマモクロスをモチーフとしており、貧しい家庭に育ちながらも「負けてたまるか」というハングリー精神を原動力に走り続ける。愛称は「白い稲妻」。
性格
一人称は「ウチ」で、喧嘩っ早く気の強い関西弁娘。体は小さく、外見だけなら小学生に間違えられることもあるが、中身は気力の塊で、日常でもレースでも隙あらば相手にツッコミを入れる勢いを見せる。
貧乏子沢山の家庭で育った経験から節約志向が強く、世話焼きな一面もある。金銭的に恵まれない境遇を言い訳にせず、それをバネにして奮起し続けるハングリー精神こそが、彼女の走りの原動力になっている。
能力
得意な脚質は幅広く、先行・差し・追込という逃げ以外の3脚質すべてでA評価を持つという珍しい適性の持ち主。芝コース・中距離・長距離のいずれも高い適性を誇る。
固有スキル「白い稲妻、見せたるで!」は、レース終盤の直線で好位置につけているか、中団から前を狙う位置にいるときに発動し、稲妻のような伸びで一気に加速する。
活躍
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の「白い稲妻篇」では、主人公オグリキャップの宿敵として立ちはだかる、いわば第二の主人公的な立場で描かれる。天皇賞(秋)でオグリキャップと激突して勝利を収め、続くジャパンカップでも力を発揮し、「現役最強」と評されるまでの存在感を示す。
堂々としたレースぶりとは裏腹に、本番前は極度に緊張してナーバスになる場面も描かれ、強さの裏にある人間くささが物語に厚みを与えている。
エピソード
モチーフとなったのは、1984年生まれの芦毛の実在の競走馬タマモクロスである。1987年のデビュー戦では敗れたものの、ダートから芝への転向を経て本格化し、1988年には天皇賞(春)・宝塚記念・天皇賞(秋)とGIを含む8連勝を達成、その年の年度代表馬に選ばれた。
天皇賞(秋)とジャパンカップでライバルのオグリキャップを退けたが、引退レースとなった有馬記念ではオグリキャップに競り負けて2着に終わっている。この「芦毛対決」と呼ばれた両者の戦いは、当時の競馬ファンの間で大きな話題となった。