概要
遠坂凛は、TYPE-MOON制作のビジュアルノベル『Fate/stay night』に登場するヒロインの一人。冬木の魔術師名家・遠坂家の六代目当主で、学校では成績優秀な優等生として知られる。宝石魔術を得意とする稀有な五大元素使いで、第五次聖杯戦争にサーヴァント・アーチャーのマスターとして参戦する。
性格
士郎からは「あかいあくま」と評されるほどの二面性を持つ。合理主義者を気取り、他人にも自分にも厳しく接するが、根はお人好しで、身内や仲間の危機を見過ごせない。「出来ない事は最初からしない」が信条で無駄を嫌う一方、遠坂の血族に伝わる「うっかり」のため肝心な場面で凡ミスをしでかす。学校で見せる優等生然とした佇まいは、そのごく一部でしかない。
宝石魔術に私財を注ぎ込むため生活は倹約家で、携帯電話などの電子機器の扱いは大の苦手。中華料理は得意だが和食は不得意という一面もある。
能力
地・水・火・風・空の五元素すべてを高水準で扱う「アベレージ・ワン」で、同時代でも数人という評価を受ける逸材。魔術回路は総計100本(メイン40本・サブ30本×2)を持ち、魔力精製量は平均的な魔術師の20に対し500以上とされる。
得意とするのは「力の転換」により魔力を宝石へ封じる宝石魔術で、17年かけて用意した10個の宝石は一粒で家一軒を吹き飛ばす威力を持つ切り札。北欧由来の初等呪術「ガンド」も、高い魔力密度によって拳銃弾並みの威力に変えて放つ。後見人の言峰綺礼から八極拳の指南も受けており、多少の近接戦闘の心得もある。
活躍
第五次聖杯戦争では、セイバーを召喚しようとした儀式の手違いから、代わりにアーチャーを呼び出すことになる。当初は横柄な態度に苛立ちながらも、やがて息の合ったマスター・サーヴァントとして共闘するようになる。
序盤で窮地に陥っていた衛宮士郎を助けたことをきっかけに同盟を組み、素人同然の彼に魔術の手ほどきをする師匠役も担う。学校では、時計塔から派遣された魔術師・ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトとライバル関係にあり、顔を合わせるたびに衝突を繰り返す。
エピソード
『Fate/Zero』に描かれる幼少期の凛は身長124cm・体重29kgと、本編とは全く異なる幼い子供の姿で登場する。
シリーズを通して物語や世界観を分かりやすく説明する役回りを担うことが多く、ファンから「Fateの案内人」と呼ばれることもある。スピンオフ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』にも登場し、ライバルのルヴィアと共に穂群原学園へ通うことになる。
ネタバレ
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Fateルートではアーチャーを喪う結末を迎える。Unlimited Blade Worksルートではメインヒロインとして士郎と結ばれ、聖杯消失後は魔術を修めるためロンドンの時計塔へ旅立つ。Heaven's Feelルートでは妹・桜が抱える秘密と正面から向き合うことになり、その過程でセイバーと刃を交えて敗れる場面もある。
物語のその後を描く『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』等では、時計塔で大師父ゼルレッチに弟子入りし、彼の第二魔法「万華鏡の写し身の魔術」の体得を目指して研鑽を続ける姿が描かれる。