概要
ゼロは、『ロックマン』シリーズに登場するレプリロイド。マーベリック(イレギュラー)に対抗するイレギュラーハンター組織に所属し、特A級ハンタークラスにまで上り詰めた実力者である。近接武器「Zセイバー」を主武装とし、エックスの良き先輩にして無二の親友として、シリーズを通じて戦い続ける。
性格
任務中は極めて冷静沈着で感情をほとんど表に出さないが、根はいくらか短気でガサツな、とても熱い性格の持ち主でもある。エックス以上に悪を強く憎み、イレギュラー処分には一切の躊躇がない。その一方で恋愛方面には鈍感という、ギャップの大きい一面ものぞかせる。
長い年月を経てレジスタンスの少女シエルと出会った頃には、記憶を失い寡黙になっていたが、彼女たちとの交流を通じて再びかつての熱い部分を見せるようになっていく。
能力
象徴的な武装は、柄からエネルギーの刃を発生させて敵を斬る剣「Zセイバー」で、初期の銃型武装「ゼロバスター」に代わり近接戦闘の主力となった。倒したボスから技を習得する「ラーニングシステム」を備えており、「龍炎刃」「落鳳破」「幻夢零」など数多くの必殺技を状況に応じて使いこなす。
活躍
イレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊長シグマとの最初の激突では、その片腕を引きちぎるほどの実力を見せて形勢を逆転させた。この戦いでゼロの体内に潜んでいたウイルスが両者に感染し、後の大きな災いの引き金になったことは本人もまだ知らない。
新米ハンターだったエックスとは、実力を認め合うライバルであり、共に幾多の戦火をくぐり抜けてきた無二の親友という間柄になる。X1では自らを犠牲にしてエックスをかばい、シグマの側近を打倒する手助けをした。後にレプリフォース大戦で親友カーネルと戦友アイリスを失った際には、自分は一体何のために戦っているのかという深い自問に苦しめられることになる。
エピソード
ゼロはDr.ワイリーが製造した最後の「ワイリーナンバーズ」で、ロックマンを超えるロボットを目指して開発された存在だった。内部構造は解析困難なブラックボックスで、あのDr.ライトですら完全には解き明かせなかったという。胸部装甲の内側にはワイリーのマークがひそかに刻まれている。
X2の終盤で大破した際には、サーゲスの手によって復元・改良され、新機構「ゼットブレイン」「ゼットハート」が追加された。以後のゼロは、この改修を経た近接戦闘スタイルを基本として戦い続けることになる。
ネタバレ
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『ロックマンゼロ3』では、それまでプレイヤーが動かしてきたゼロの体が、実は100年前に作られた「コピーの体」であり、真の敵として立ちはだかる「オメガ」こそがゼロのオリジナルボディだったという衝撃の事実が明かされる。エックスいわく「ボディはオメガがオリジナルだが、魂はコピーの方が本物」だという。
シリーズ最終作『ロックマンゼロ4』では、宿敵バイルとの最終決戦の末にラグナロクの落下を食い止め、崩壊するラグナロクとともに消息を絶つ。失われた記憶は断片的にしか蘇らず、最後まですべてを取り戻すことはなかったが、それでもゼロは自分の信じる者のために戦い続けた。