概要
キューバ南西部、シエラ・マエストラ山脈西側に広がる自然遺産。水深180mから標高360mに及ぶ世界最大規模の石灰岩の海岸段丘が完全な形で残り、地形学上きわめて貴重である。マナティなど固有の動植物も見られ、フィデル・カストロやチェ・ゲバラがキューバ革命のためヨットのグランマ号で上陸した岬も含む。1999年に登録基準(vii)(viii)で登録された。
見どころ
世界最大規模の石灰岩海岸段丘
水深180mから標高360mまで連なり、完全な形で残る巨大な段丘群。海岸線に幾重もの石灰岩の階段が刻まれた景観は、地形学上の価値を一目で実感できる最大の見どころである。
グランマ号上陸の岬
フィデル・カストロやチェ・ゲバラがキューバ革命のためヨットのグランマ号で上陸した岬。地形の壮大さと近現代史の記憶が同じ海岸に重なる。
地理
公園はキューバ南西部、シエラ・マエストラ山脈の西側に位置する。最大の特徴は、海面下の水深180mから陸上の標高360mまで、石灰岩の海岸段丘が巨大な階段状に続くことにある。
世界最大規模とされる段丘地形が完全な形で残っており、海と陸の境界で地形がつくられてきた過程を読み取れるため、地形学上貴重な場所である。
歴史
海岸段丘が完全な形で残るこの地域は、自然史だけでなくキューバ革命の記憶とも結びつく。園内の岬には、フィデル・カストロやチェ・ゲバラが革命のためヨットのグランマ号で上陸した場所がある。
壮大な自然地形、地球の歴史を示す地形学的価値、固有の動植物、そして歴史的な上陸地点をあわせもつ公園は、1999年に登録基準(vii)(viii)で世界遺産となった。
