概要
フィジーのオバラウ島にある歴史的港町です。オセアニアの土地や暮らしとヨーロッパの建築文化が融合したコロニアル様式の街並みを残し、1874年から8年間だけフィジー最初の首都となったため、港湾・商業・宗教・居住の建物が当時の都市景観をよく伝えます。
見どころ
海と山に挟まれた旧首都の街並み
港を向く通りに木造の商店や公共建築が連なり、オセアニアの環境に西欧式建築が適応した独特の都市景観を歩けます。
港湾とココヤシ交易の記憶
旧港や保管庫、商業施設の組み合わせが、太平洋の交易拠点から最初の首都へ発展したレブカの機能を伝えます。
地理
レブカはフィジーのオバラウ島にあり、海と背後の山地に挟まれた港町です。海岸沿いに港湾施設、商業・宗教施設、住居、ココヤシの実を扱った保管庫などが集まり、港を中心に形成された都市のまとまりを今に残します。
街並みを特徴づけるコロニアル様式とは、植民地に建てられた西欧式建築を指し、しばしば現地の建築様式や環境への適応と融合します。レブカではその混成が、オセアニアとヨーロッパの文化的接触を目に見える都市景観にしています。
歴史
1874年、フィジーがイギリスの保護領となると、レブカは最初の首都に定められました。しかし海と山に挟まれた立地のため発展できる範囲が限られ、わずか8年後には首都がスバへ移りました。この短い首都時代の終わりによって、ココヤシ保管庫、港湾施設、商業・宗教施設、住居などが大きく造り替えられず、往時の面影を保ちました。
2013年、建築や都市計画を介した価値観の交流を示す基準(ii)と、人類史の一段階を示す建築・都市景観の顕著な見本である基準(iv)によって登録されました。いずれも文化遺産に用いられる基準(i)〜(vi)に含まれ、レブカの混成的な港町景観が文化遺産として評価されています。
