逆さに垂れ下がる乱れ髪の老女

天井下がり

天井下り / 天井下 / てんじょうくだり / てんじょうさがり

見上げさえしなければ、気づかずに済んだのかもしれない。

天井下がり figure art

Danger and Rarity

D
戦闘力

直接人を害する力は伝えられていない。

D
敵対性

人への害意はなく、時に福さえもたらす。

C
稀少性

広く知られるが、日常で出遭うことはまれ。

Overview

鳥山石燕『今昔画図続百鬼』に描かれた妖怪。長い髪を振り乱した醜い老女が、家の天井から逆さまにぶら下がる。人を害することはないという。

Encounter

現れるのは人の住まう家の天井。ふと見上げると、乱れ髪の老女が逆さまに垂れ下がり、こちらをのぞき込んでいる。掴みかかるでも語りかけるでもなく、ただそこに下がって、見上げた者の背筋を凍らせる。

Lore

描かれるのは、天井から逆さに下がる醜い老女の姿。特に人へ危害を加えるものではないとされる。石燕の時代に人を困らせる意の「天井を見せる」という言い回しがあり、その言葉遊びから生まれた石燕の創作とする説が有力である。

Traits

頭を下に向けて天井から垂れ下がり、乱れた長い髪が顔を覆う。人を襲うことも物を害することもなく、逆さの姿でただ現れるのみ。家という日常の内側に、ふいに異界の口をのぞかせる存在である。

天井下がり cover image