裏切られ、祟りと化した蛇神

水釈様

妻の産が明けるまで待て、と蛇は乞うた。村は、火を放った。

水釈様 figure art

Danger and Rarity

C
戦闘力

驚かせ、転ばせる程度。命までは取らない。

A
敵対性

人と見れば襲いかかる、強い害意を持つ。

S
稀少性

ただ一体、一度きりの怪異として語られる。

Overview

宮崎県高千穂町に伝わる蛇の祟り神。人を信じた蛇が、野焼きによって妻子を焼き殺され、その恨みから村に災いをなす怨霊と化した。水釈様とは、後にこの蛇を祀ったときに与えられた呼び名である。

Encounter

蛇の生き霊が棲むという野に立ち、夜ごと爛々と光る眼で村人を睨みつけた。祟りは村を不作に陥れ、とりわけ蕎麦は一粒も実らなかった。明治に入っても収まらず、馬が暴れ、大入道が立つといった怪異が続いたという。

Lore

村人が蕎麦畑を開こうと野を焼いたとき、蛇は妻の産が終わるまで待ってほしいと乞うた。だが人々は聞き入れず火を放ち、蛇の妻子は焼け死んだ。信じた相手に裏切られ家族を失った蛇は、怨霊となって村に災いをもたらした。

Traits

その恨みは科学の世に至っても解けなかったが、人々が水神の使いとして丁重に祠へ祀ると、長きにわたった祟りはようやく途絶えた。以後は水と村を守る神として敬われ、荒ぶる怨霊は守護の神へと姿を変えている。

水釈様 cover image