五箇山に住んだ弓の小人族

クロッポコ人

くろっぽこじん / コロポックル / コロボックル

五箇山の山頂に、身の丈一メートルの小さな人々が住んでいた――と、細島の古老は語る。南向きの洞穴で、弓を手に鳥や猪を追い、栗やアケビを摘んで。誰も見た者はなく、住処の跡もない。北の島のコロポックルと、どこかで血がつながっているのかもしれない。

クロッポコ人 figure art

Danger and Rarity

D
戦闘力

直接人を害する力は伝えられていない。

D
敵対性

人への害意はなく、時に福さえもたらす。

A
稀少性

限られた土地でだけ、まれに語られる。

Overview

クロッポコ人は、富山県の利賀村細島(現・南砺市)に古老が伝えた小人族。大昔、五箇山の山頂に、身長一メートルほどの小さな人々が住んでいたという。体格に合わせた小さな洞穴を掘って住まいとし、鳥や猪を弓で射て食べ、山菜や栗、アケビを採って暮らした。アイヌのコロポックルと同類ともされる。

Encounter

出会えるとすれば、五箇山の山頂あたり。南向きのなだらかな土地に、身の丈に合わせた小さな洞穴が掘られ、石器時代さながらの暮らしが営まれていたという。だが今、クロッポコ人を見た者はおらず、住居の痕跡すら見つかっていない。すべては、細島の古老が語り伝えるだけの、遠い昔の話である。

Lore

富山県東礪波郡利賀村細島(現・南砺市)の古老の言い伝え。名はアイヌの小人コロポックル(アイヌ語で「蕗の下の人」の意)に近く、両者を同類とする。コロポックル伝説は北海道・千島・樺太に広く分布し、明治期には坪井正五郎が石器時代の先住民に擬したが、この先住民説は今日否定されている。

Traits

大人でも身の丈一メートルほどで、その体に見合う小さな洞穴を掘って住む。南向きの平らな土地を好み、鳥や猪を弓で射て新鮮な肉を得、山菜・栗・アケビの実を採って暮らす。石器を用いる素朴な狩猟採集の民で、人を襲うことはない。北のアイヌが語るコロポックルと同じ、山に生きる小さき人々である。

クロッポコ人 cover image