足を踏み入れたら最後、二度と出られない禁足地

八幡知らずの森

笹の揺れる音の向こうから、名を呼ぶ声がする。応えて一歩でも踏み込めば、その声の主と同じ場所に留まることになる。

八幡知らずの森 figure art

Danger and Rarity

B
戦闘力

条件がそろえば、人の命にも関わる。

B
敵対性

縄張りや禁忌に触れた者を積極的に襲う。

S
稀少性

ただ一体、一度きりの怪異として語られる。

Overview

一度入ると二度と出られない。平将門の怨霊とその臣下の霊が道を迷わせるとされ、今も立ち入り禁止である。

Encounter

千葉県市川市八幡の住宅街の只中に、方十間(約18メートル四方)ほどの竹木の茂みが石垣とフェンスに囲まれて残る。一般の立ち入りは全面禁止で、隣接する八幡不知森神社の一角からのみ、柵越しに森を拝むことができる。

Lore

平将門は桓武天皇の子孫で新たな天皇を志したが、藤原秀郷(俵藤太)に討たれた。将門の首級を慕った六人の近臣がこの地に迷い込み、二度と戻らなかったという話が、江戸期の地誌に禁足地の由来として書き留められている。

Traits

森そのものが結界のように働き、一歩踏み入れた者は方角を失って二度と出口を見つけられなくなるという。奥に留まる近臣たちの霊は、禁忌を破った者の気配を敏感に嗅ぎつけ、外へ出さぬよう捕らえて放さない。

八幡知らずの森 cover image