沼沢湖の主。美女に化け、撃たれれば湖を鳴動させる大蛇。

沼御前

対岸の美女は、こちらを見てにこと笑う。髪は水面に六間の黒。猟師が引き金を引いた刹那、湖が天まで沸き立った。――沼の主を撃った者は、二度と山を下りない。

沼御前 figure art

Danger and Rarity

A
戦闘力

人の命を奪う明確な攻撃手段を持つ。

B
敵対性

縄張りや禁忌に触れた者を積極的に襲う。

S
稀少性

ただ一体、一度きりの怪異として語られる。

Overview

福島県金山町の沼沢湖の主とされる大蛇。髪の長さ2丈(約6メートル)の若い美女に化け、人を惑わせ襲ったと伝わる。会津に残る大蛇退治伝説の主として知られる。

Encounter

沼沢湖の水辺に、腰から下を水に浸した長い髪の女の姿で現れる。お歯黒をつけて対岸に佇む美女を見たなら、それは沼の主が化けた姿とされ、近づけば波が湖ごと人を呑む。

Lore

昼は機を織り、夜は乙姫のような姿から恐ろしい大蛇と化すと語られた沼の主。鎌倉時代、領主・佐原十郎義連が舟で退治に挑むと空が曇り雷鳴が轟き、大入道が現れた。祟りを鎮めるため沼御前を祀る神社が建てられ、今も金山町に残る。

Traits

水底に棲み、意のままに人の姿へ化けて相手を惑わす。怒れば雷鳴を呼び、黒雲を立て、湖水を空へ沸き立たせるほどの力を振るう。撃たれても死なず、水底から機を織る音を響かせて祟りをなしたと伝わる。

沼御前 cover image