戻橋の下に隠れ住む十二の式神

十二神将

梁の陰に潜み、橋の下に隠れ、それでも呼ばれれば必ず答える。刃のような牙を持つ十二の影は、ただ主のためだけに吉凶を語る。

十二神将の立ち絵

危険度・希少度

A
戦闘力

人の命を奪う明確な攻撃手段を持つ。

C
敵対性

脅かし惑わせはするが、深追いはしない。

S
稀少性

ただ一体、一度きりの怪異として語られる。

概要

安倍晴明が使役した十二人の式神。姿が醜いため晴明の妻に嫌われ、橋の下に住まわされていた。

出現

平安時代、京の鬼門にあたる位置に屋敷を構えた安倍晴明が、必要なときに一条戻橋のたもとへ出向いて呼び出していたと伝わる。ふだんは橋の下や屋敷の梁に隠れひそんでおり、姿を見せるのは晴明が吉凶を占うときや、屋敷の雑用を言いつけるときに限られていた。橋を通りかかる者が、その気配に触れることもあったという。

伝承

十二神将とは、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の神を、晴明自らが作った人形に宿らせたものと伝わる。あまりに恐ろしげな容貌を晴明の妻が嫌ったため、屋敷近くの一条戻橋の下に移され、以後は橋から呼び出して使うようになったという。晴明の没後も戻橋は橋占いの場として語り継がれ、その名が今も地名として残っている。

特徴

屋敷にいるときは南門の梁にひそみ、晴明に呼び出されると姿を現して吉凶占いに答え、給仕などの雑用もこなす。得物を手にした武装姿で描かれることが多く、荒々しい見た目とは裏腹に主人にはよく従う。十二支それぞれの性質を映した気性を持つとも言われ、晴明はその力を頼みに難事を解決したとされる。

十二神将のカバー画像